総選挙に出馬する城内実氏(44)の後援会ポスターに写真を勝手に使われたと、タレントの眞鍋かをりさん(28)が訴えて話題になっている。これに対し、城内氏は、掲載許可を得たと自らのブログで主張している。真相はどうなのか。
眞鍋さん「その方とは全く関係ございません」
「城内氏援軍に真鍋かをり」
ことの発端は、あるスポーツ紙に2009年7月29日、こんな見出しの記事が出たことだった。
記事では、静岡7区から無所属で出馬する城内実氏の後援会ポスターを写真で紹介し、そこには眞鍋さんが城内氏と2ショットで載っていた。「国家国民のために」とうたったポスターには、右上に城内氏の顔写真が、左下に眞鍋さんの顔写真がある。眞鍋さんの写真の右横には、「眞鍋かをり」の大きな文字と「あたたかな政治を!」のキャッチフレーズが躍っている。
そして、記事中には、眞鍋さんが城内氏の援軍に加わったとはっきり書かれていた。城内さんも取材に「著名な方々にも心意気で空中戦でも応援をいただけた」と答えている。 郵政造反組として城内氏は、前回総選挙で小泉刺客の片山さつき氏(50)と大接戦を演じた。今回も民主党新人を含めた激戦が予想されるだけに、「元祖ブログの女王」らの心強い援軍がほしかったようだ。
ところが、眞鍋さんは、公式ブログの29日付エントリーで、スポーツ紙掲載のポスターについて、こう怒りをぶつけた。
「その方とは全く関係ございません。1年ほど前に一度だけ対談でお会いしてそのときに写真を撮りましたが、何故その写真がポスターになってしまっているのかわからず困惑しています。私は特定の政党や政治家の応援はしていません」
08年6月に城内氏サイトの対談企画があり、そこで撮られた写真を使われたと言っているらしい。