放映開始の理由「今の若者がニュースを見ないため」
日本語版を手がけているゼノン(神奈川県相模原市)の内川美紀さんは、カナダでサイトがはじまった経緯について「今の若者がニュースを見ないということがサイトをオープンしたきっかけです。ニュースには堅苦しい部分もあってか、継続するのが難しい……。そこで、ニュースは見ないよりは見た方がいいとの理念からはじまったわけです」と話す。「脱ぐ」ばかりが注目されがちだが、内容はいたって真面目なのである。日本版の会員数は現在、1万人ほどがいる。
ちなみに、日本語版でも2008年6月までは、日本人キャスターを起用したオリジナルのものを放送していた。ただし現在、休止中となっている。その理由を内川さんは、女性を集めにくい状況にあるからだと説明する。
芸能プロダクションなどに斡旋してもらっているが、彼女たちも「naked NEWS」だけのために仕事をしているわけではない。いったん「脱いで」しまうとなると、別の仕事が来にくくなってしまう。やる気のある人も多いが、そうした事情で休止が続いているそうだ。だが、内川さんはできれば、年内には再開したいと意気込んでいる。
「『naked NEWS』のキャスターは、確かな知識も持ち合わせていなければ、つとまりません。ただ、脱げばよいというわけではないのです。そして、ヌードは番組の魅力。私は、欧米のキャスターを見ていて、脱いでも輝いていられる、自信をもって仕事にむかう彼女たちを素晴らしいと思います。日本も、そんな風になって欲しいと願っています」