電通、上場後初の赤字決算へ 投資有価証券の評価損響く

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   広告代理店大手の電通は2009年5月7日、09年3月期連結決算の純損益見込みを、前回予想(09年2月)の110億円の黒字から204億円の赤字に下方修正すると発表した。

   同社が保有する仏広告会社「ピュブリシス」の株価下落で約377億円の損失が発生するなど、投資有価証券の評価損約510億円を計上したことが響いている。電通の赤字決算は01年の株式上場後初めてのことで、それ以前では1901年、02年の創業期に赤字になって以来となる。その他、売上高は1兆8871億円(前期比8.3%減)、営業利益は431億円(同23.1%減)と、減収減益の見通し。

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