気分転換にちょっとだけヘアスタイルを変えたい時、女性は普段と違うヘアサロンを使う。フリーペーパーや口コミもあるが、今後は「インターネット」を使って情報収集してみたいという人が7割以上にのぼる、という調査結果もある。24時間探せて予約できる、広い範囲で探せる、といった点に魅力を感じているようだ。
思い立ったときに予約が入れられる
ヘアサロンの情報はどのようなところから得ていますか?(複数回答)。プライマル調査
インターネット調査会社のプライマル(東京都港区)が東京・銀座と青山を利用するOL600人に行ったヘアサロンに関する調査によると、サロンを探す際の情報源は「口コミ」(58.3%)、「フリーペーパー」(51.8%)、「インターネット」(51.0%)で大差はない。
ところが、これから使ってみたいと思うのは、「インターネット」が77.0%。ネットへの期待度が高いようだ。「口コミ」(65.2%)、「フリーペーパー」(57.3%)と続く。
調査は2009年4月10日~13日、銀座・青山に月1日以上訪れ、行きつけのヘアサロンがある20~34歳の職業を持つ女性600人に行った。
ネットの利点と言えば、24時間好きなときに調べられる、地域を限定されず、広く情報を集められる、といった点だ。「ホットペッパービューティ」のように全国のサロン情報を載せているサイトもある。また、ホームページから予約の空き状況がリアルタイムでわかり、24時間ネット予約を受け付けているところや、ネットで予約すると特典が付くサロンもある。
青山にある「KINGDOM(キングダム)」は、PCサイトとモバイルサイトから予約できる。日時とカット、パーマなど受けるサービス、美容師の指定ができる。電話よりもサイトから予約する人が増えているそうだ。
「夜中に突然、髪型を変えたくなる女性は意外と多いんです。思い立ったときに予約が入れられると好評です」
銀座、渋谷、新宿など全国に145店舗展開している「TAYA」。ここも、PCとモバイルサイトで予約できる。予約後、スタッフがメールや電話で確認を入れて完了する。
「電話予約の方が多いですが、ネット予約を始めた当初より利用者が増えています。担当美容師のスケジュールが30分単位で確認できるので、便利にお使いいただいております」
情報集めにネットを活用しているというのは、都内企業で働いている30歳の女性だ。
「以前はフリーペーパーを利用していましたが、限られた地域の情報しか集められないという不満がありました。それに比べてネットはいろんなところの情報を見られるので、値段やキャンペーンなど比較ができ、重宝しています。切りたいと思ったときに、すぐ予約できるところも魅力ですね」