東京証券取引所は、マザーズに上場するアニメ制作会社のゴンゾ(旧GDH)を整理銘柄に指定したと、2009年4月1日に発表した。東証マザーズの上場廃止基準に該当すると認定すれば、認定日の1か月後に上場廃止となる。
東証マザーズは、上場企業が債務超過に陥った場合、1年以内に債務超過を解消できなければ上場を廃止するとしている。ゴンゾは08年3月期決算で債務超過に陥ったことから、1年間の「猶予」をもらっていたが、09年3月期でも債務超過を解消できる見通しが立たなかった。
ゴンゾはアニメ制作の大手。作品の制作費の上昇やDVDの販売不振、増資計画の見直しなどの負担がかさんだ。