福岡市は2009年度から「シリアスゲーム」の開発を目指し、地元のゲーム制作会社や九州大学と連携することを明らかにしたと、09年3月11日、西日本新聞が報じた。
「シリアスゲーム」はアメリカで発祥した。娯楽性を第1目的とせず、教育用途を主目的とするゲーム。広義には同用途に使用可能な一般のゲームも含まれる。日本でも06年、スクウェア・エニックスと学習研究社が共同出資して、シリアスゲーム専門会社「SGラボ」を設立しており、徐々に注目が集まっている。
福岡市は09年4月から、環境問題など公共性の高いテーマでゲームを開発し、完成後は同市のホームページで公開するという。シリアスゲームの周知と開発力のPRを行い「ゲーム産業の拠点都市」を目指す。