マイクロソフトは2009年4月から、企業の市民活動の一環として「IT活用による女性の就労支援3カ年計画」をスタートさせる、と09年3月6日に発表した。全国88か所で女性センターを展開しているNPO法人「全国女性会館協議会」と協力し、12年3月まで行う。
同社は02年から女性の就労支援活動を始め、06年からは「女性UPプログラム全国版」として、社会的・経済的に困難な状況にある女性への支援を展開していた。08年10月までに4137人がIT講座を受講し、12.9%が就労、起業講座を受講した22人が起業したという。
09年4月から始まる今回の取り組みでは、従来から取り組むDV(家庭内暴力)被害女性、シングルマザーに加えて、新たに農業に従事する女性の起業支援、若年ニート女性への就労支援等も新たに盛り込んだ。全国女性会館協議会が取りまとめる一部の女性センターで、計5500人の講習参加者を募り、受講6か月後に参加者の35%が就労することを目指している。