「ふっくん」が明かす 「スシ食いねェ!」誕生秘話

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   「ふっくん」こと布川敏和さんが、2009年2月26日のブログで、シブがき隊の代表曲「スシ食いねェ!」の誕生秘話を書いている。

   「スシ食いねェ!」は1985年に発表され、その年の紅白歌合戦でも歌われたシブがき隊の代表曲。覚えやすいメロディと個性的な歌詞で、今でもよくテレビのグルメ特集などでよく流れている。

   布川さんの09年2月26日のブログによると、この曲はシブがき隊がコンサートツアーで名古屋入りしたときに誕生した。1日目、メンバーの薬丸裕英さんがマジックショーの事故でツアーに参加できず、曲間のトークが盛り上がらなかった。そのため、その夜にホテルの一室で、布川さんとバックバンドのベーシストの2人が間繋ぎの曲を作ろうということになったという。

ルームサービスで寿司を注文した後に…

   当時は丁度ラップが日本に入り初めた時期で、布川さんが「よし!ラップを作ろう!」と提案。「ラップなら音程外す俺にも歌えるし、日本人でまだ誰も歌ってない!」と2人で取りかかった。MCで簡単に歌うだけなので「かる~く」作曲し、歌詞を考える段階になったところで、ルームサービスで寿司を注文した際のメモ用紙が目に入った。

   そして、

「トロは中トロ、コハダ、アジ~(中略)楽器隊のコーラスは ヘイ!らっしゃい! とでも言っときゃイイんじゃない~、んで最後は オヤジ、お勘定~で まいど~!だなぁ~」

といった様子で「超適当なラップ・スシ食いねェ!の原曲」が誕生した。

   これを次の日のステージで振り付けを入れて披露したら、予想以上の「大ウケ」。プロデューサーの目にもとまり、プロの作曲作詞家の手を入れてきちんとレコーディングした。それを「NHKみんなのうた」で流したところ、「変な曲~面白い曲~」と話題になり、紅白にまで出場することに。結果、シブがき隊の代表曲となってしまった。

   布川さんは、自分が「超適当」に作った曲を20年以上経った今でもよく耳にすることに関し、

「なんだ?この スシ食いねェ!って曲は…っと僕は 今現在も思っていやす…!?」

   ちなみに、作詞クレジットにある「S. I. S.」とは「シブがき・板前・スペシャル」の略なのだそうだ。

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