母親との関係が悪いと 子供の性体験年齢が下がる

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   「母親を嫌っている」「朝食を食べなかった」など、母親との関係がうまくいっていない人ほど、性交渉年齢が低いことが厚生労働省科学研究班の調査でわかった。父親との関係ではこうした傾向が見られず、この調査を担当した北村邦夫医師は「子供に対する影響力は父親よりも母親の方が大きいのではないか」と話している。

初めて性交渉を持った年齢は平均19.0歳

   若い世代の望まない妊娠を減らすにはどうすればいいのかの、というテーマを研究するため行っている「第4回男女の生活と意識に関する調査」で、2008年9月1日現在満16~49歳の男女約1500人から回答を得た。それによると、初めて性交渉を持った年齢は平均19.0歳。「中学生が性交渉をするのはどうか」と聞いたところ、「自分の責任を取れる立場ではない」(62.5%)、「妊娠や病気が学業に影響を与える」(15.1%)で、8割近くが中学生の性体験に否定的だった。

   また、「中学生の時に家庭が楽しかったか」を聞いたところ、「楽しくなかった」人ほど性体験の年齢が低いことがわかった。母親については「生んでくれて、育ててくれて、感謝している」人の平均は19.1歳。「自分を守ってくれる」と思っていた人は19.7歳。「嫌い、うっとうしい」は16.0歳だった。父親については、こうした傾向があまり見られなかった。また、中学時代に「朝食を食べない」と、体験年齢が早くなることもわかった。「毎日食べた」は19.4歳。「だいたい食べた」18.3歳。「あまり食べなかった」18.1歳。「食べなかった」17.5歳だった。

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