海外からのM&A激減 資金難でファンド後退

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   M&A(企業の合併・買収)のアドバイスを手がけるレコフによると、日本企業に対する海外からのM&A(OUT-IN)が2008年10月は、わずかに10件・5億5900万円(公表ベース)と、前年同月に比べて件数で61.5%減、金額で99.7%減と、激減した。1~10月は、件数で前年同期比35.0%減の169件、金額で同81.5%減の5082億6800万円(同)だった。

   減少要因は、欧米系の投資ファンドによるM&A案件の激減。投資銀行などから資金調達して企業買収を仕掛けていた欧米の投資ファンドが、リーマン・ショック以降の金融危機によって資金調達が困難になった。

   日本企業に対する投資会社(投資ファンド)のM&Aは1~10月に221件あったが、このうち海外から(OUT-IN)のM&Aは77件だった。

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