動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」を運営するグーグル日本法人は2008年10月23日、日本音楽著作権協会(ジャスラック、JASRAC)と、音楽著作権に関する包括的利用許諾契約を結んだ、と発表した。YouTubeと包括利用許諾契約を結ぶ著作権団体としては、ジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)、イー・ライセンス(e-License)に続いて3番目。今回の契約で、ユーザーはJASRACが管理する楽曲を演奏して動画作成し、YouTubeに投稿することなどが可能になる。ただし、CD音源やプロモーションビデオをそのままアップロードすることはできない。
08年4月には、「ニコニコ動画」(「ニコ動」)を運営するニワンゴが、JASRACと同様の契約を結んだことを発表しており、ユーチューブの対応が注目されていた。
ニワンゴは「ニコ動」収入の1,875%をJASRACに支払う契約だが、今回のユーチューブが結んだ契約については、グーグル日本法人は、詳細については明らかにしていない。