NHK視聴者コールセンターの担当者が、自民党総裁選の報道について問い合わせた女性視聴者に対し「自民党のPRです」などと発言したことが2008年10月10日、明らかになった。
NHKは9月10日夜の「ニュース7」で放送時間を30分延長して放送したが、ニュースを見た女性が「総裁選の放送が長い」などと問い合わせた。NHK側は女性に謝罪し、この担当者を電話対応業務から外した。
同局によれば、「ニュース7」放送後、「総裁選の放送が長い」といった問い合わせが300件ほど寄せられており、このコールセンターの担当者は「冷静を失って対応してしまった」と述べているという。NHK広報部は「極めて不適切な発言であり、視聴者の皆様にお詫びいたします」としている。