帝国データバンクが2008年10月8日に発表した08年上半期(4-9月)の企業倒産集計(負債総額1000万円以上の法的整理)によると、企業の倒産件数は6343件で、負債総額は8兆4533億1800万円となった。倒産件数では3年連続して前年同期を上回り、負債総額では前年同期に比べて2.9倍に膨らみ、上半期としては戦後2番目に多かった。
リーマン・ブラザーズ証券が戦後2番目の3兆4314億円の負債を抱えて倒産したほか、マンション販売の不振からアーバンコーポレイション(負債2558億円)やゼファー(同949億円)などの新興のデベロッパー、また石川県の真柄建設(348億円)、りんかい日産建設(629億円、東京都)といった地場大手ゼネコンなどの大型倒産が相次いだ。
上半期の上場企業の倒産は18社だった。