厚生労働省が2008年10月1日に発表した8月の勤労統計調査(事業者規模5人以上、速報値)によると、すべての給与をあわせた1人平均の現金給与総額は、前年同月に比べて0.3%減少し28万3473円となった。減少は8か月ぶり。
基本給にあたる所定内給与は前年同月比0.4%増えて25万140円だったが、残業代などの所定外給与は同1.8%減って1万8967円、賞与などの特別給与は9.8%も減少し1万4366円だった。業種別では、鉱業や通信業が好調だったが、金融・保険業や不動産業で減少した。
一方、総労働時間は144.4時間で、前年同期比2.3%減った。2か月ぶりの減少。パートなどを含む常用雇用は同1.6%増えた。