三井住友銀行は、カタールの大型液化天然ガス(LNG)を輸送するための船舶9隻の建造や用船の資金として総額15億ドルの協調融資(シンジケートローン)を単独で取りまとめた。融資団にはBNPパリバやスペイン銀行BBVAなど21の金融機関が参加する。シップ・ファイナンスとしては最大級の規模。
三井住友銀行は2年前にもLNG船向けのシップ・ファイナンスを取りまとめていて、2案件で総額約57億6500万ドルの協調融資を手がけることなった。同行はシップ・ファイナンスのような、プロジェクト・ファイナンスに熱心に取り組んでおり、「引き続き力を入れていく」(広報部)としている。