まだまだ暑い日が続いている中、涼しげなイベントが催された。京都の夏の風物詩「納涼床(のうりょうゆか)」が隅田川に特設され、舞妓さんも駆けつけて去り行く「夏」を楽しんでいた。
暑さをしのぐために、川や船の上に設置される簡易な茶屋

京舞を披露してくれた3人の舞妓さん。左からとし結さん、とし輝さん、とし芙美さん
「納涼床(のうりょうゆか)」とは京都の夏の風習で、暑さをしのぐために、川や船の上に設置される簡易な茶屋のことだ。実際、川からのせせらぎが耳に心地よく、聞こえてくるだけで涼しさが感じられる。畳を敷き、日よけの傘も掲げられて、ちょっぴり優雅な心持ちで、お茶を楽しむことができる。
そんな納涼床が2008年9月8日、東京・浅草近くの隅田川、水上バス上に設置された。一般のお客さん十数人が参加。畳の上には、履物を脱いで上がり、ちょっとしたお茶会といった風情だ。この日は、昨日のあいにくの空模様から一転、透き通るような快晴。納涼床にうってつけの日となった。また、京都から駆けつけた舞妓さん3人も登場。京舞を披露した。
京舞を東京で見ることができるのは珍しい。3人の舞妓さんは赤、青、白が下地の、花をあしらった綺麗な着物を着込み、髪にはあでやかなかんざし。三味線の爪弾きにあわせて袖をつかみ、伸ばした帯をくるりと動かして、優雅な舞を披露した。まだまだ残暑は厳しいけれど、この時ばかりは、東京の下町が涼しげで風流な場となった。