みずほ銀行は、「ワンランク上」の富裕層向けに提供する専用の投資信託を2008年9月8日から投入する。商品は、最低投資金額が2000万円からの、米ヘッジファンドのポールソン・アンド・カンパニーが投資助言するハイリスク・ハイリターンの投資信託。販売対象は、5億円以上を目安とする金融資産をもつ富裕層。銀行窓口では販売せず、本部に所属する「プライベートバンカー」が訪問販売する。
また、みずほ信託銀行も10月から、資産運用相談に特化した新しい小型店舗「トラストラウンジ」を展開。みずほグループをあげてプライベートバンキング(PB)業務に力を注ぐことで、富裕層での「口コミ」によるPR効果を狙う。
英HSBCグループやスイスのUBSグループなど外資系が、PB業務での攻勢を強めており、それらに対抗する。