大和総研は、東京証券取引所第1部に上場する主要300社(金融除く)の2008年度、09年度の企業業績見通しを08年9月4日に発表した。経常利益は前年度比7.3%の減で、08年6月の前回予想を3.0ポイント下方修正しており、7期ぶりの減益予想になった。売上高は4.5%増だが、07年度よりも1.9ポイント縮小すると予想している。
欧州の景気減速も加わった先進国での需要減退から、加工組立の減益幅が大きく、自動車販売や住宅投資の減少、デジタル家電でのハイエンド製品の伸び悩みがみられるため。09年度は経常利益が15.4%増益。売上高は3.4%増収を予想している。