デヴィ夫人の愛称で知られる、デヴィ・スカルノさんが2008年8月25日のブログで、北京オリンピックを総括している。中でも、メダル獲得のならなかった野球日本代表には手厳しい。
いわく、一番印象に残っているのは女子ソフトボールの選手たちだ。上野由岐子投手の力投もさることながら、スーパーのレジをしているという選手、月給20万円台の仕事に就きながら出場した選手がいたことに驚いたという。かたや、野球選手の年俸は億単位だというのに。
「私は星野ジャパンが北京へ向かった時から、このチームは負けると思っていました」
選抜された選手たちが「一丸となって練習している姿」を見ていないからだ。数日間の強化合宿が行われていながらも、「成果がなくては……」と手厳しい。
さらに、矛先は代表監督の星野仙一さんに。「まともな練習もせずに、オリンピックに向かうなんて、オリンピックの何たるかも知らず、軽くみていたのではないでしょうか?」。そして、次のような挿話を紹介している。
「野村克也監督が『何故、俺にしないんだ』と仰ったそうですが、『星野仙一監督ならお金が集まるが、野村監督ではお金が集まらない』のだそうです」