企業トップが不倫現場を週刊誌に押さえられてしまうケースが相次ぐなか、また新たなスキャンダルが浮上した。渦中にあるのは、TBSの井上弘社長(68)。「儲け中心主義」との評判もある井上社長だが、意外なことに、元々は「目立たないキャラ」なのだという。
40歳代の女性と手をつないで歩く
TBSは業績の下方修正を発表した
ここ1年ほどを振り返るだけでも、2007年2月、ベネッセコーポレーションの森本昌義社長(当時)が社長室長との不倫を「週刊新潮」に報じられた直後に辞任したほか、08年7月には、みずほコーポレート銀行の斎藤宏頭取がテレビ東京の女性記者と路上でキスをする様子をとらえた写真が、写真週刊誌「FRIDAY」に掲載された。
「週刊新潮」08年8月14・21日号(首都圏では08年8月6日発売)にでは、井上社長が40歳代の女性と手をつないで歩いたり、和食店のカウンターで肩を寄せ合いながら食事する様子などを掲載。同誌では、井上社長は自宅以外に目黒区に住宅を所有しており、そこに女性が出入りしている、などと報じている。井上社長は同誌に対して、女性はインテリアコーディネーターで、目黒区の家の家具について相談をしている、などとして不倫関係を否定。
手をつないでいたことについては
「道路を渡るときに、危ないから引っ張った。抱き合っているわけでもないし、まあ、手がつながった。その程度のことですよ」
などと釈明したという。
井上社長は東大文学部を卒業後、1963年にTBSに入社。営業畑や編成畑を歩んだ。社長に就任したのは02年で、6年を超える「長期政権」になっている。「長期政権」が災いしたのか、週刊文春が08年7月24日号で「評判の悪い経営者ランキング」を掲載した時には、井上社長もランクイン。企業としての収益向上に力を入れるあまり、番組の制作現場からは不満の声が上がっていることなどが指摘されている。