日本貸金業協会は、貸金業者が新聞や雑誌に行う個人向けの無担保無保証貸し付けの広告を事前審査すると、2008年7月30日に発表した。
広告として提供される情報が、消費者による貸金業者や商品の選択に与える影響が大きいことを重くみた措置で、貸金業者の広告業務の適正な運営を確保するため、「広告審査に係る審査基準」を制定し、事前審査する。審査は広告関連の外部の有識者で構成した審査委員会が行う。承認を受けた広告物は協会から考査承認番号が付与される。
たとえば、借り入れが簡単にできるかのような過度な表現がないか、ほかの貸金業者の利用者や返済能力のない利用者を対象として勧誘していないか、貸付金利について誤解を招くような表現や説明になっていないか、などをチェックする。
テレビ広告についての実施は未定だが、同協会では「早ければ9月にも行いたい」と話している。