「ブログ通信簿」で有名人「採点」 おバカ上地は影響力わずか「2」

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   ブログの内容を分析して、「主張度」「影響度」などの項目を「採点」した上で「ブログの通信簿」を発行するというサービスが登場した。実際に有名人のブログを「採点」してもらうと、次々に意外な結果が表示され、ネットユーザーの関心を集めている。開設から丸1日経ったころには、アクセスが増えすぎて「先生の手が回りきらない」とのアナウンスが出るほどの人気ぶりなのだ。

歌手DAIGO「ジャーナリストを目指せ」

あまりの人気に「先生の手が回りきらない」状態なのだそうだ
あまりの人気に「先生の手が回りきらない」状態なのだそうだ

   ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナント(東京都千代田区)は2008年7月23日、実験サイト「gooラボ」で、「ブログ通信簿」のサービスを始めた。NTT(持ち株会社)が持つブログ分析技術を活用したもので、その結果を「通信簿」としてコミカルに表現している。

   具体的には、文中に登場する言葉からブロガーの性別や年齢を推定する。「俺」「プロ野球」という言葉だと男性、「~かしら」「~ちゃん」だと女性、という具合だ。年齢を推定するキーワードは「学校」「宿題」(10代)「就活」「バイト」(20代)といったものがある。それ以外にも、更新頻度や他サイトからリンクされる数から「マメ度」「影響度」などを5段階で評価。ご丁寧にも「先生」から「通信欄」にメッセージも書いてもらえる。

   実際に採点してもらうと、いわゆる「著名ブログ」は、それなりに実情を反映している様子で、「404 Blog Not Found」「池田信夫 blog」「きっこのブログ」は、いずれも「マメ度」「影響度」ともに、最高評価の「5」だった。また、「池田信夫blog」の「通信欄」は、こんな具合だ。

「あなたは、『生活委員』タイプです。影の支配者とか呼ばれていませんか?もっと自分の意見を言ってもいいのでは。よく話題にしている転職の知識や経験をいかして、経済評論家を目指しましょう」

   このブログの持ち主である池田信夫さんの肩書きは「経済学者」なので、「経済評論家」という着地点は絶妙だとも言えそうだ。NTTレゾナントによると、「『生徒会長』タイプ」「『生活委員』タイプ」などの学校内の肩書きについては約20種類、「経済評論家」などの将来の職業については約180種類が登録されているという。

   一方、意外な結果が次々に出たのが、芸能人ブログだ。

   1日の閲覧ユーザー数が世界一だとしてギネス世界記録に認定されている上地雄輔さん(29)のブログは、持ち主の性別が「女性」と判定されている上、影響度がたったの「2」だ。通信欄では、

「よく話題にしている赤西仁の知識や経験をいかして、漫才師を目指しましょう」

と、励ましているのか、けなしているのか不明な評価だ。

   また、竹下登元首相の孫としても知られる、歌手のDAIGOさん(30)は、代表的ブラウザであるFirefoxの知識を生かして、ジャーナリストを目指すべきなのだという。

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