「丸くなった」新生亀田興毅 丁寧な言葉使いにスタジオから笑い

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   メキシコに渡っている元WBA世界ライトフライ級王者の亀田興毅選手が久々にテレビのインタビューに応じた。日本で「亀田ジム」認可が間近なせいか、お馴染みのビッグマウスは影を潜め、「日本での試合を待っていてください」といった丁寧な言葉遣いまで出て、全体に丸くなった感じだ。

父親の史郎氏はセコンドを「自粛」

「スーパーモーニング」の独占インタビューを「お楽しみに」とオフィシャルサイト
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   興毅選手が電話インタビューに応じたのは、テレビ朝日系「スーパーモーニング」。インタビューの冒頭には、

「『新生』亀田興毅激白。これまでTVで見せていた興毅選手とは180度異なる、新しい亀田興毅の姿があった」

とのナレーションが流れた。興毅選手は、始めこそ「スパモニ」が自分に対し批判的だ、などと愚痴ったが、ボクシングや家族に対する思いや、本当は日本で試合をしたかったことなどを「丁寧」に言葉にしていった。

   亀田一家は所属していた協栄ジムを08年5月に離脱。元チャンピオンの興毅選手も日本で試合ができなくなった。興毅選手は日本時間08年7月13日、メキシコで海外デビュー。TKO勝ちしたが、初戦を飾った嬉しさよりも、

「やっぱりオレも日本人やから、やっぱり日本が一番好きやから、やっぱり日本のリングで、日本のファンの前で強い亀田興毅をみんなに見せたい」

との思いを語った。メキシコには3男の和毅選手がいるため、ボクサーとしてだけでなく、兄としても頑張っているのだそうだ。

   メキシコでの試合では、父親の史郎氏はセコンドに付かなかった。日本のセコンドライセンスは無期限停止だが、海外では関係ない。それでもセコンドに付かなかったのは、日本ボクシング界への配慮だともいわれている。

「オヤジは、とりあえず新しいスタートを切れたから、満足せんともっと練習しろと(言っている)。見据えている先は世界のベルトだから」

史郎氏は興毅選手に対し、こういって励ましているということだった。

   興毅選手は最後に、

「日本で豪快なKO勝ちをみんなに見せられるように頑張るから、日本で(試合が)できる時まで、待っていてください」

と話した。スタジオにカメラが切り替わると同時に、ちょっとした笑いが起きた。どうやら、これまでの興毅選手のイメージとは違った、丁寧な言葉使いだったからのようだ。

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