総務省が2008年6月下旬にまとめた「夫と妻の仕事、家事、育児、自由時間の状況」によると、3歳未満の子どもがいる共働き世帯の1日あたりの仕事時間は、夫が8時間45分、妻は4時間22分と、夫のほうが妻の2倍長いものの、家事に費やす時間は、夫がわずか30分で、妻は3時間4分と、圧倒的に妻のほうが長いことがわかった。育児時間も夫は43分で、妻は2時間49分だった。
自由時間も、夫の3時間10分に比べて妻は53分少ない2時間17分。妻が育児に時間をとられている様子がうかがえる。
また、子どもがいない共稼ぎ夫婦の場合、1日の仕事時間は夫が7時間54分、妻が5時間18分と、夫のほうが2時間36分長いが、家事時間は夫が25分、妻が3時間3分だった。共稼ぎ夫婦の場合でも妻が家事を担っていることが明らかになった。
なお、これは総務省が06年の調査に基づきまとめ直した。