割り箸から「エコ箸」に切り替え すかいらーく2500店舗で採用

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   ファミリーレストランを運営する「すかいらーく」は、2008年7月までに全国約2500店舗で使い捨ての割り箸をやめ、樹脂製の箸「エコ箸」に切り替える。松屋フーズでも全店舗で切り替えがほぼ完了するなど、外食産業での「エコ箸」採用は広がりそうな気配だ。

   すかいらーくでは「ジョナサン」が06年中に切り替えたのを皮切りに、07年中に「すかいらーく」、08年5月までに「ガスト」で切り替えが完了した。「夢庵」は同年6月までに、「バーミヤン」でも同年7月までをめどに進めている。

お客からは「よくやってくれた」

「マイ箸」愛好家のための情報交換サイトも登場
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   日本では年間250億膳の割り箸が使われているという。同社広報担当者によると、すかいらーくではその1%にあたる2億5000万膳を使用していた。新たに使用する箸はPBT(ポリブチレンテレフタレート)とPS樹脂(ポリスチレン)の2種類で、1店当たりの導入数は200~350膳の予定だ。これにより、年間のゴミの削減量は650トンに達するという。

   一方、08年1月から5月までに樹脂製の箸に切り替えたのは和食チェーン「松屋」を展開する松屋フーズだ。全国721店舗で切り替えがほぼ完了している。1日あたり35万人が来店する同店では、使い捨てられていた割り箸が年間558トンになっていた。

   広報担当者によると、全店舗での切り替えを「業界で先駆けて実施した」が、当初は客に抵抗感を与えるのではないかという不安もあった。しかし実際には、お客からは「よくやってくれた」という声が多く寄せられたそうだ。

   「松屋」では箸や食器を洗う際に、大きく3ステップを実施している。まず、従業員が手洗いし、次に食器洗い器で洗う。その後除菌をする。樹脂箸にしたことで、水道代や電気代が以前よりかさむのではないかというJ-CASTニュースの質問に対して、「さほど負担になっていない」という。ただ一方で、「従業員の仕事量が増えた」ことは否めないようだ。

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