女子大生危険な体内実験 「メントス+コーラ」で被害

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   コーラの瓶にソフトキャンディー「メントス」を入れ、泡が高く吹き上がる様子を収めた動画「メントスコーラ」が人気を呼んだのは、つい数年前。ところが、これを体内で実験しようとした女性が胃を傷つけたことが中国で報じられ、ネット上でも話題になっている。

   この現象は、「メントスガイザー」とも呼ばれ、ペットボトル入りのコーラに、オランダ生まれのソフトキャンディー「メントス」数錠を投入すると、中の炭酸が急激に反応し、泡が数メートルの高さまで吹き上がる、というもの。原因については、化学反応の結果だという説や、メントスの錠剤内部には内部に無数の小さな穴が空いていることから、表面張力が深く関わっているという「物理反応説」など、諸説が存在する。

   05年から06年にかけて、この様子を収めた動画が「ユーチューブ」などの動画サイトに大量にアップロードされ、日本国内でも「メントスコーラ」といった名前で人気を呼んだ。

水道の蛇口みたいな勢いでコーラが…

「メントスコーラ」をめぐる動画が大量に公開されている
「メントスコーラ」をめぐる動画が大量に公開されている

   中国で、この「メントスガイザー」を体内で実験しようとした女性がいたとして、波紋が広がっているのだ。吉林省の地元紙「東亜経貿新聞」が08年5月15日報じたところによると、発端は、5月13日14時頃、同省長春市の21歳の女子大生が、友人と動画共有サイトで「メントスコーラ」の動画を見たことに始まる。動画を見終わると、女子大生は男友達にメントスを買いに行かせ、「命の危険はないし」などと、コーラを300ミリ飲んだ後に、メントスを2粒食べた。女子大生は、直後の様子を、同紙に対してこのようにふり返る。

「10秒ぐらいして、ゲップが何度も出たんです。それが終わるとすぐにコーラを吐いたんです。それも、水道の蛇口みたいな、ものすごい勢いで。みんな唖然としていました」

   コーラは鼻からも吹き出し、女子大生は呼吸困難におちいったという。驚いた友人は救急車を呼び、女子大生は病院に担ぎ込まれた。

   診察の結果、明らかに胃の粘膜が損傷している様子で、多くの箇所で出血が発見されたという。記事では、「このような危険な方法を試さないように、ネット上での友人に警告して欲しい」と訴えている。

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