日本の調査捕鯨船「日新丸」の乗組員が鯨肉を横領したと環境保護団体グリーンピース・ジャパンが指摘している問題で、乗組員を出している共同船舶は2008年5月19日、グリーンピースが入手した鯨肉23.5キロについて、横領ではないとする調査結果を水産庁に報告した。
それによると、北海道函館市の乗組員(52)は、「畝須(うねす)」と呼ばれる鯨肉約8キロ分の自らの土産のほか、20代の乗組員3人から譲り受けた畝須約24キロを段ボール2箱に詰めて自宅に送ったと説明した。乗組員3人も譲ったことを認めているとしている。