不動産経済研究所が2008年4月15日に発表した首都圏マンションの市場動向によると、07年度の新規販売戸数は前年度比17.9%減の5万8156戸と大きく落ち込んだ。近畿圏も同7.6%減の2万8592戸で、いずれも14年ぶりの低水準となった。
首都圏マンションは08年に入ってから3か月連続で前年同月比2ケタの減少で、3月も17.8%減の4490戸と、3月としては1993年以来15年ぶりに5000戸を割り込んでいた。物件価格が上昇する半面、所得が伸び悩んでいることで消費者の買い控えが起こっているとみられる。