厚生労働省はこのほど、毎月の「労働力調査」などを基にした働く女性の実態調査結果を発表した。それによると、07年は、働く女性の数が2300万人と過去最高になった一方で、正社員の割合は46.5%で過去最低となった。正社員として働く女性は1039万人で前年より3万人増えたものの、働く女性全体に占める割合は前年より0.7ポイント下がった。
一方、パートで働く女性は739万人と、前年より26万人増えて過去最高になり、非正規雇用で働く女性が増えている実態が浮き彫りになった。また、働く女性の平均賃金は、男性を100とした場合に66.9ポイントにとどまり、依然として男性との賃金の格差が大きいことが分かった。