民間調査機関の帝国データバンクが2008年4月8日に発表した「全国企業倒産集計」によると、07年度の倒産件数(負債額1000万円以上)は06年度比18.4%増の1万1333件で、比較可能な01年度以降で最多となった。負債総額も同5.2%増の5兆5322億8600万円と、増加に転じた。
倒産件数はすべての業種で06年度に比べて増加しているが、なかでも建設業(3043件、06年度比14.2%増)や小売業(2140件、同28.1%)が目立った。個人消費の低迷による販売不振による倒産、また業歴30年以上の老舗企業、企業の規模では中小・零細企業や個人事業主などの倒産が増加。「不況型倒産」の合計は8779件で、06年度を21.8%上回った。