毬藻(マリモ)が下半身を「もっこり」させる北海道生まれのキャラクター「まりもっこり」。北海道で大人気になり、キャラクター商品は北海道だけで累計で700万個を売り上げた。2008年3月にはオリジナルアニメDVDやCDの発売が決まり「全国デビュー」を果たす。一気にメジャーになった勢いをかりて「07年の『おしりかじり虫』に次いで紅白歌合戦に出場するのでは」などと噂になっている。
北海道だけで280種類の商品が売られている
「股間を触ると『ぷるぷる』ふるえる『まりもっこり』人形もある」
「まりもっこり」は、阿寒湖の毬藻をヒントに「もっこり」を加えて考えられたキャラクター。生みの親である観光土産メーカーのキョーワによれば、
「お客さんに楽しんでいただけるギャグ」
として作ったものだそうだ。目はイヤラシそうな三日月形のタレ目になっていて、「もっこり」した股間を触るとプルプル震える商品もある。アイテムは携帯電話ストラップ、トランクス、ボールペンなど140~150あり、北海道だけで280種類の商品が土産店を中心に売られている。
発売開始は05年2月だが、05年8月にSTVラジオで紹介されてから話題になった。音声のみで画像がないため、キャラクターの説明を聞いて不思議に思ったリスナーが、「まりもっこりの聖地」と呼ばれる阿寒湖畔のおみやげ店「かと里」を訪れたのが始まりだった。その後、フィギュアスケートの安藤美姫選手がケータイのストラップに使ったり、歌手の安室奈美恵さんもテレビ番組で紹介。元祖ブログの女王の眞鍋かをりさんもブログで、
「もっこり部分は引っ張ると伸びます。エロキモい…ってことでどうでしょうか」
などと書いたことから、日本各地の一部で熱狂的なファンが誕生していった。