フリーアナウンサー鈴木史朗さん(69歳)がテレビゲーム「バイオハザード4」で遊ぶ映像が「ユーチューブ」にアップされ、その凄いゲームのテクニック画像にネットは騒然としている。「神級レベルだ!」「こんな爺さんになりたい!」と、尊敬のカキコミであふれている。難易度が高いゲームなのに、いとも簡単に攻略できる秘密は、「敵が襲ってくる時の苦痛に耐える根性がたたき込まれている」からなのだという。
「苦痛に耐える心をゲームが与えてくれる」
鈴木さんがゲームをプレイしている動画がユーチューブでも人気だ
「ユーチューブ」にアップされている画像は、2008年1月1日にフジテレビ系特別番組「カワズ君の検索生活2008年の初めに全力検索!一番見たい動画がここにあるSP」で放送されたもの。鈴木さんのゲームの腕前が凄い、とネットで噂になっていることから、この番組で検証したのだ。
番組に登場した鈴木さんは、クリアすることが難しいといわれる「バイオハザード4」を、なんと、難易度レベルを最上級に設定して5回もクリアしたことを明かした。「バイオハザード」は全世界で大ヒットしているホラー・アクションのゲームシリーズで、襲い掛かってくるゾンビを銃などで撃退しながらストーリーを進めていく。
番組では、同ゲームのミニゲームにチャレンジ。一般の人が取れる得点はせいぜい2000点~3000点くらいだというが、鈴木さんは襲ってくる敵のタイプに合わせ、ピストル、手榴弾、ライフルと手際よく武器を選択。「手榴弾で一応ぶっ殺しときます」「くっそーこの野郎!」とゲームに集中し、なんと9万3150点も獲得した。
この「ユーチューブ」の画像は、08年1月22日現在で、22万回以上が閲覧されている。コメント欄には絶賛するカキコミ、
「僕よりうまい(((; ゚Д゚)))ガクガクブルブル」
「俺もこんな爺になりてぇもんだ」
「この歳で、こういう考え方ができるっていうのは本当にすごいことだし、腕もすごい、マジでそんけいするわ」
などが並んでいる。鈴木さんのゲームテクニックだけでなく、ゲームを終えた後の言葉に感動している。
「一つの出来事、小さいことを達成していくことによって、人間って成長するわけですよね。ゲームを悪く言う人もいますけど、辛抱する心、恐怖に耐える心、苦痛に耐える心をゲームが与えてくれる」
人生をゲームからも学ぼうとする前向きな姿勢に尊敬の念を抱いているのだ。