「神世界」サロン「利用者」 マスコミにファクス・電話攻勢?

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   有限会社「神世界」による霊感商法事件で、神奈川県警の強制捜査から1週間がたつが、ここ2日ほどで不可解な動きが起きている。マスコミに「ヒーリングサロンのことを悪く言わないで」という電話やファクスが相次いでいるらしいのだ。一様に「サロン側に指示されたのではない」と主張するが、奇妙なことに、主張内容が驚くほど酷似しているのだ。

ポリープなくなり、営業成績上がり、親子関係改善する?

J-CASTニュース編集部へのファクスが相次いだ
J-CASTニュース編集部へのファクスが相次いだ

   J-CASTニュース編集部には12月27日昼から28日夕方にかけて、「『霊感商法』についての報道なんですけど…」という内容で始まる電話が3回と、ファクス5通が寄せられた。J-CASTニュース編集部に読者からメールがくることは多いが、電話が寄せられるのは、多くても月に数回なので、このペースは異例だ。

   電話はいずれも若い女性の声で、ファクスの差出人もすべて女性の名前だった。彼女たちが主張する内容は、奇妙なくらいに酷似しており、ざっと以下のようなものだ。

「霊感商法についての報道が相次いでいるが、私が通っているヒーリングサロンは宗教でも霊感商法でもない。非常に快適で、実際にさまざまな効果があった。こんな『奇跡』を与えてくれる場所は他にないが、今回の事件で周囲の目が厳しくなり困っている。心の拠り所を奪わないでほしい。『奇跡』の内容を取材して、公平な報道をしてほしい」

   そして、「神世界」捜索のきっかけとなった、霊感商法で490万円をだまし取られたとされる男性については

「男性本人も、実際に『奇跡』の恩恵を受け、自分でもその旨明言していたのに、今になって『霊感商法』と主張するのはおかしい。自己責任だ」

と罵るケースが過半数だった。

   主張の内容はいずれも似通っているのだが、体験したと主張する「奇跡」の内容はバリエーションに富んでいる。列挙すると、こんな具合だ。

「ポリープがなくなった」
「お通じが良くなった」
「営業成績が上がった」
「親子関係が改善した」
「椎間板ヘルニアが良くなった」
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