1年の世相を反映した言葉を選ぶ年末恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が2007年12月3日、発表された。60の候補からトップテンが選ばれ、年間大賞は、東国原英夫・宮崎県知事による「(宮崎を)どげんかせんといかん」と、アマチュアゴルフ選手の石川遼さんの愛称「ハミカミ王子」の2つに決まった。
授賞式の様子。左からIKKOさん、ギャル曽根さん、小島よしおさん、舛添要一厚労相、東国原英夫宮崎県知事、石川遼さん
同日都内で開かれた表彰式に出席した東国原知事は
「(受賞した言葉は)この世相、格差を如実に表していると思う。方言が(大賞に)ノミネートされるというのは、地方からの魂の訴えの現れなのでは」
などと、ギャグを「封印」しつつ受賞の感想を述べた。大賞以外のトップテンは「大食い」「消えた年金」「食品偽装」「そんなの関係ねぇ!」「鈍感力」「どんだけぇ~」「ネットカフェ難民」「猛暑日」。
「消えた年金」に対しては、舛添要一・厚生労働大臣に賞が贈られたが、大臣の到着遅れで式典が一時中断する一幕もあった。