三井住友海上火災保険は2008年度から、パート社員の正社員化を進める新しい制度を設ける。パート社員のやる気を引き出して働きがいを高めることで優秀な人材を確保し、事務の「質」の向上や効率化を促進し、保険金の不払いや保険料の取りすぎの再発防止や事務処理ミスなどの根絶をめざす。新たに正社員に登用されるパート社員は、同社が直接雇用している人と、グループの三井住友海上スタッフサービスが派遣している人で、合計2500人。他の人材派遣会社からのパート社員は除く。現在パート社員は、主に契約書類のチェックや契約内容のオンライン入力の作業などを担当している。正社員化によって、弾力的な人員配置も可能になるので、組織の活性化も期待できる。