奥菜恵さん(28)が前夫のサイバーエージェント・藤田晋社長(34)に「財産分与」の要求をしていたことが分かった。「セレブ婚」とさわがれ、「スピード離婚」してから2年余り。芸能界から事実上「引退」した奥菜さんが、IT長者に「財産」を要求する異例の展開になっているようなのだ。
「財産分与」要求は10億円?
藤田社長率いるサイバーエージェントが入居するビル
「財産分与」とは、婚姻中の配偶者の財産を潜在的に夫婦共有財産と考えて、離婚時または離婚後に分割する措置のこと。法的には、離婚後に「財産分与」について話合いがまとまらない場合には、離婚から2年以内に家庭裁判所に調停の申立てをして、「財産分与」を請求することができる。奥菜さんと藤田社長は05年7月に離婚したため、07年7月まで奥菜さんが「財産分与」を請求する法的な権利を有していたことになる。
女性セブン12月6日号は、藤田氏の知人とされる人物の証言を交えながら、奥菜さんが藤田社長に対して10億円の「財産分与」を要求したなどと報じている。
藤田社長は記事の中で、
「金額の提示があったのは事実です。最近になってようやく話し合いが始まったところなんです。金額についてはいえませんが、私としては"そういうものかなあ"という感じで、何も思うところはありません。すべて弁護士に任せています」
とコメントしている。同誌は、「今年の7月ごろ」に奥菜さん側から「財産分与」の話があったとした上で、10億円の「財産分与」の支払いをするために藤田社長が保有する自社株を売却する可能性にも言及している。
サイバーエージェント広報に、「財産分与」の額などについてJ-CASTニュースが問い合わせると、
「請求があったのは事実です。『女性セブン』に掲載された藤田のコメントで『弁護士に任せている』というのはその通りです。金額については、藤田個人としても当社としてもお答えしておりません」
という答えが返ってきた。
自社株の売却は「予定しておりません」
さらに、藤田社長の保有する自社株の売却の可能性については、
「そういったことは予定しておりません。会社のトップとして、インサイダーに係る事実を知っているため、売却の時期などの制限もあります」(同社広報)
と述べている。
一方の奥菜さんだが、07年5月に「引退説」が報じられて以来、最近ではその後の動向は表に出ていない。奥菜さんが所属していた事務所「パーフィットプロダクション」も、07年5月まで実質的にマネージメントをしていたが、最近では全くタッチしていないようで、事務所社長は、
「所属していないので、何もお話しすることはないですね。ウチを出て行ってから、何をどこでしているのかも、連絡もないので分かりません」
と話している。