JALのプレミアムエコノミー ライバルANAに5年遅れた理由

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

ヴァージンやユナイテッドもすでに導入

   もっとも、この「プレミアムエコノミー」、ライバルの全日空は、実に5年以上前の02年4月に導入しているのだ。これ以外にも、日本国内に乗り入れている外国航空会社では、ヴァージン・アトランティック航空ユナイテッド航空など、少なくとも4社が同様の制度を採用しており、「他者の後塵を拝した」との声も挙がりそうだ。

   このあたりの事情についてJALに聞いてみると、

「(仮に「プレミアムエコノミー」を導入したりすると)提供できる座席数が減って収入が減るのでは、という話など、さまざまな議論があったと聞いています。座席数を確保できるのであれば、サービスを重視する上では、(「プレミアムエコノミー」を導入して)商品の価値を高めていく、という方向になりました」

と、紆余曲折があったことを示唆しつつ、何とも歯切れの悪い答えが返ってきた。

   なお、07年2月に発表した07~10年度の「再生中期プラン」によると、この「プレミアムエコノミー」の導入で40億円の営業利益改善効果を見込んでいる。

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