自民議員への「襲撃」相次ぐ 悪感情というより「敵意」爆発

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   参院選を前に低迷する自民党だが、安倍首相をはじめとした自民党の議員が遊説中に「暴行まがい」の「襲撃」に遭遇する例が立て続けに起こった。さらには、街頭で自民党に対する「敵意といったものさえ感じる」と嘆く自民議員もいる。もはや、政党支持率では民主党に圧倒され、総裁が食い物まで投げつけられる自民には参院選大敗しかないのか。

駅頭で「これで自民党は終わりだ」と捨て台詞

各紙の世論調査では「自民大敗」の公算だ
各紙の世論調査では「自民大敗」の公算だ

   2007年7月22日、参院選遊説中の安倍晋三首相がお菓子のような食べ物を投げつけられ、自民党比例代表に立候補している舛添要一・党参院政審会長についていた運動員が暴行された。
   安倍首相は東京都中央区銀座で演説会場までの移動中、雑踏のなかでお菓子のかけらのような物を何者かに投げつけられた。お菓子のかけらのような物は幸い安倍首相から逸れ、当たることはなかったが、報道によれば、首相周辺は「当たっていたら暴行容疑で逮捕している」と、一種の「暴行未遂」的な行動と捉えているようだ。

   一方、舛添議員は、大阪市にある野田阪神駅前で遊説中男に「襲撃」され、福島署が男を選挙自由妨害などで現行犯逮捕した。舛添議員に怪我はなかったが、男を制止しようとした運動員などが軽い怪我を負った。
   舛添議員は、テレビ朝日(07年7月23日「スーパーモーニング」で放送)のカメラに対し、

「あそこの野田阪神駅前で(遊説を)やっとった。そしたら、ちょっと変な奴が来たなと思ったけど、どうやらわし(舛添議員)を狙っとったらしい。たまたま、武器を持ってなかったからよかったんやけども」

と今回の「襲撃」について語っている。また、J-CASTニュースの取材に対しては、舛添議員は「こんなことあっちゃいけない」とだけ述べている。

   しかし、今回の「襲撃」に限らず、街頭で遊説する自民党議員に対する「風当たり」は結構強いようだ。自民党の早川忠孝衆議院議員は自身のブログで、こんなエピソードを紹介している。

「晩の駅頭をしているときに、これで自民党は終わりだ、と捨て台詞を吐き出すようにして脇を通り過ぎた男性がいた。何故こんなに自民党に対する悪感情を露にする人が現れるようになったのか。単なる嫌悪感ではなく、敵意といったものさえ感じる。平成8年以来駅頭に出て挨拶を続けているが、たしか橋本内閣のときだと思うが、朝の挨拶をする私に向かって、自民党は嫌いだ、これまで自民党に投票してきたが今度は共産党に投票する、などと通りすがりに叫んだ人がいたが、あのときより酷い」
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