えー仮面ライダーって 大人が見るものだった!

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   「仮面ライダー」といえば、「お子様向け」の特撮だったはず。ところがここ数年は、「大人向け」も制作されている。イケメン俳優が起用され、女性ファンも増えるなど「変身」ぶりが目立つ。

「仮面ライダー」史上初めて、「PG-12」指定を受ける

「仮面ライダー THE NEXT」(c)2007「仮面ライダー THE NEXT」製作委員会 (c)2007 石森プロ・東映
「仮面ライダー THE NEXT」(c)2007「仮面ライダー THE NEXT」製作委員会 (c)2007 石森プロ・東映

   仮面ライダーは、1971年に4月にテレビ放映が始まり、当時の子どもたちは「ヘンシン!」というかけ声とともにポーズを取ったり、おまけのカードを目当てにスナック菓子がよく売れるなど、70年代のヒーローブームを支える存在だった。まさに「子どもヒーロー」だったと言っても良い。
   ところが、ここにきて中身が急に変化、どうやら、大人のファンも増えているようなのだ。

   00年から放映されたテレビシリーズ「仮面ライダークウガ」以降の作品は「平成仮面ライダーシリーズ」と呼ばれることが多いが、同シリーズではイケメン俳優が多数起用され、「イケメン路線」が定着。イケメン目当ての「大人の女性ファン」も少なくない。

   07年7月4日に制作発表された最新作「仮面ライダー THE NEXT」(10月27日公開)でも、ちょっとした異変が起きた。

   というのも、「仮面ライダー」史上初めて、「PG-12」指定を受けたのだ。「PG-12」とは、映倫(映画倫理管理委員会)による映画鑑賞のガイドラインのひとつで、「12歳未満が見る際には、出来る限り保護者の同伴を求める」というもの。顔の傷跡が生々しい惨殺遺体が映るシーンが登場することなどが、指定の理由と見られている。
   もっとも、制作サイドはこの指定をマイナスだとは捉えていないようで、田崎竜太監督自身も、

「『仮面ライダー』にとっては怪奇性、恐怖感というのは大事な要素だと思ってます。PG-12という制限を恐れずにそこに踏み込むことで、今までとは全く違う『仮面ライダー』になったと自負しています」

とコメントしている。

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