女優・藤原紀香さんとお笑い芸人・陣内智則さんの披露宴がテレビで放送され、関西地区で異例の高視聴率を記録した。地元の神社で挙式、地元のホテルで披露宴、さらには地元ミュージシャンの歌を披露するなど、徹底して「関西」にこだわった2人。地元へのこだわりが、関西での高視聴率を招いたようなのだ。
挙式、披露宴、着物…何から何まで「関西」
紀香・陣内の結婚披露宴は関西で大きな感動を呼んだ(日テレより)
藤原紀香さんは2007年6月4日、自身のブログの中で披露宴を終えた感想を次のように述べている。
「披露宴の興奮、感動、冷めやらず、今はただただ、皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです」「ここがゴールではなく、スタート。これからの人生を生きるのがまた楽しみです。『紀香魂』を磨き続けますます頑張ります\(^o^)/」
感動にひとしおと言った様子だが、紀香さんは結婚前からブログで地元神戸での挙式に言及するなど、「結婚は地元で」ということを述べていた。
実際、紀香さんと陣内さんは2007年2月17日、神戸市内の生田神社で挙式。このとき2人が着ていた十二単と束帯は京都府内で製作されたものだった。披露宴はこれまた神戸市内にあるホテルオークラ神戸で07年5月30日に行われ、陣内さんはコブクロの「永遠にともに」をピアノで弾き語り感動を呼んだ。ちなみにコブクロは大阪を中心に活動してきたミュージシャンだ。まさに、2人の「結婚」の何から何までが「関西ローカル」から成り立っていたのである。
「関西」へのこだわりが功を奏してか、披露宴のテレビ中継は関西地区では40.0%を叩き出した。一方、関東地区は24.7%に過ぎず、視聴率の「西高東低」は顕著。視聴率が関西と関東でこれほどの差が出るのは、神戸などを舞台にしたTBS系ドラマ「華麗なる一族」以来のことで、紀香・陣内の結婚も「ご当地ネタ」とした受け入れられた傾向があるようだ。