男性がホテルに宿泊し、部屋からほとんど出ないでくつろぐ。そんな宿泊プランがトレンドになっている。「一人になれる時間がほしい」という疲れたお父さん達をターゲットに、室内で遊べるラジコンを用意しているホテルもある。
男性は女性と違っていて、一人になりたいようです
京王プラザホテルの宿泊プラン「俺の時間」が人気だ
業界に先駆け、男性がホテルの部屋に一人で過ごせるプラン「俺の時間」を導入したのが京王プラザホテルだ。
「世の中一般の男性って、疲れているよね」
この企画は、そんな意見が出たことから進められた。仕事を終え疲れて帰宅しても、休日でも、家事の手伝いや「家族サービス」が待っている。聞き取り調査をしてみると、「独身の時のように一人でボーっとする時間がほしい」という男性が多いことがわかった。
「俺の時間」は03年に登場したが、最初のうちは映画鑑賞などのオプションを付けていた。しかし、利用客は部屋からほとんど出ないことなどがわかり、「完全に部屋の中ですごせる」ように変えていった。
同ホテルの広報担当は、J-CASTニュースにこう話す。
「一人きりになって何もしないでボーッとできる、というのがこのプランの特徴です。女性の場合は友人と宿泊し楽しく話したり、エステなどのオプションが付いていたりしないと満足しない傾向がありますが、男性は違うようです」
宿泊客の中心は40代。1泊20,500円から。宿泊するとやすらぎセット(空気清浄機・バスローブ・ミネラルウォーター)、乗馬フィットネス機器、赤外線コントロール仕様の「チョロQ」が部屋に付いている(「チョロQ」はプレゼント)。