財団法人社会経済生産性本部が2007年4月25日にまとめた「2007年度新入社員意識調査」によると、「今の会社に一生勤めたい」とする回答が1990年の調査開始以来、過去最高となった。04年度までは「チャンスがあれば、転職してもよい」とする回答がほぼ半数を占めていたが、05年~06年度には「今の会社に一生勤めたい」とともに約4割で拮抗していた。しかし、07年度は「今の会社に一生勤めたい」との回答は45.9%に上り、「チャンスがあれば、転職してもよい」の34.4%を大きく突き放した。また、90年には53.7%に上った「若いうちならフリーアルバイターの生活を送るのも悪くない」とするフリーターに対する肯定的な意見も26.4%まで落ち込んだ。