格闘技イベント「K-1」を運営するFEGはソフトバンクグループとタッグを組み、世界戦略を本格化する。アメリカ・ロスアンゼルスで2007年3月28日午前4時(日本時間)に発表した。「K-1」は現在、世界130ヶ国以上で放映されているが、ソフトバンクをビジネスパートナーにすることで世界最大の格闘技イベントとしての地位を確立する考えだ。
6月にロスで観客10万人を動員
孫社長は「世界戦略をともに推進する」とコメント
ソフトバンクがFEGのビジネスパートナーになるのは、07年6月2日にロスアンゼルスで開催される「Dynamite! !USA」から。FEGが主催する「Dynamite!!」シリーズの初のアメリカ進出で、観客10万人動員を予定している。マイク・タイソンの試合をPPV(ペイ・パー・ビュー)方式で有料放送していたケーブルテレビのショータイム・ネットワーク社が、アメリカで総合格闘技初のPPVを行うことも決まっている。
ソフトバンクグループの孫正義代表は、FEGのビジネスパートナーになることについて、「FEGが持つ世界屈指の格闘技コンテンツ、エキサイティングなイベントを開催するノウハウを、ソフトバンクの強みと合わせて、世界展開をともに推進してまいります」とコメントしている。
一方で、総合格闘技「PRIDE」を運営するDSEは3月27日、世界最大の総合格闘技団体UFC の傘下に入り、UFCオーナーのロレンゾ・フェティータ氏がDSEの新しいオーナーとなることを発表した。