「性に奔放な茨城少女」 タイトルに県教育庁おかんむり

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   茨城県教育庁は2007年4月から青少年の性教育の取り組みを強化する。高校生を中心とした性交渉の経験の若年化を受けて、07年8月に同県で「第30回日本産婦人科医会性教育指導セミナー」が開催されることもあり、教育界と医療界が連携を組んだ。これについて産経新聞が「性に奔放な茨城少女」というタイトルの記事をウェブ上に掲載したため、教育庁は「心外だ」とおかんむりだ。

高校2年女子が体験した割合は35.7%

「性に奔放な茨城少女」のタイトルに茨城県教育庁はおかんむりだ
「性に奔放な茨城少女」のタイトルに茨城県教育庁はおかんむりだ

   茨城県教育庁は、2007年8月5日につくば市で開催するこの「性教育セミナー」の一環として、07年度から県内の全県立高校に産婦人科医や助産婦などの性教育の専門家を招き、性に関する講演を行う。同県教育庁保健体育課は、各校に打診中としながらも、「命の大切さと相手を思いやる心をはぐくむ取り組みで、性感染症などを予防する狙いもある」としている。

   同県教育庁保健体育課によると、県内の高校2年生の女子生徒が性交渉を体験した割合は2003年の調べで35.7%。同教育庁によれば「他県と比べて特に高いというわけではない」としながらも、近年の性交渉の低年齢化を考慮した取り組みに力を入れ、「避妊」や「性感染症予防」などを中心に取り組む。

   こうした茨城県の取り組みについて産経新聞は07年3月25日に報じたが、ウェブ版の見出しは「性に奔放な茨城少女… 県が性教育を強力推進」となっていた。このことを同県教育庁保健体育課にJ-CASTニュースが指摘したところ、

「そんな見出しなんですか!?それは心外ですね。ほかの県とそれほど変わりがないんですから」

と驚きとともに不快感を示した。

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