1都6県の私立大学の教職員組合で構成する東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)は2007年3月19日、「私立大学新入生の家計負担調査」を発表した。06年私立大入学者の家庭が対象で、自宅外通学者の場合だけを見ると、入学の年(4月~12月)にかかる費用は平均307万2,420円と、前年と比べ2万8,736円減(0.9%減)だった。このうち仕送り額は92万6,400円(前年比3万1,600円減)だった。新入生世帯の税込年収は平均947万2,000円で、5年連続で1,000万円を割り込んだ。
また、入学費用を借入れた世帯は30.8%で、前年比5.3ポイントも増えた。ほぼ3人に1人が借金をしていることになる。借入額の平均は207万円で、自宅通学者より68万円も多かった。受験から入学までの費用の負担感は、9割の世帯が「重い」と答えた。
調査は06年5月~6月にかけて実施し、3,996件の有効回答をもとに作成した。
自宅外通学の私大新入生の親、3人に1人が借金
2007.03.20 17:23
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