警察庁は2007年2月15日、「出会い系サイト」に関係した事件の検挙状況について、06年は1,915件で、前年より334件(21.1%)増えて過去最多だったと発表した。18歳未満の児童の性的被害に関わる事犯(児童買春・児童ポルノ法違反、青少年保護育成条例違反及び児童福祉法違反)は1,516件で、全体の79.2%を占めた。さらに、被害者1,387人のうち18歳未満が1,153人(83.1%)で、そのうち出会い系サイトへのアクセス手段として携帯電話を使用した被害者は1,114人にものぼっていた。このことから、警察庁では今後、携帯電話のフィルタリング普及活動の強化や、出会い系サイト事業者に対して、児童の利用防止や不適切な書き込みを削除する自主的な取り組みを強化するよう指導するとしている。