「大人気」とされてきた、みのもんた氏の評判がガタ落ちしているようだ。週刊誌などでみの氏が司会の健康番組や夕張リポートの「誤報」「誇張」が指摘されたほか、同じく司会を務めるフジテレビ系列番組「クイズ$ミリオネア」も視聴率低迷を理由に07年春で打ち切られることが濃厚で、ネット上ではみの氏に「飽きた」という声まで上がってきている。
J-CASTニュースが1月31日「『みのもんた』どう答える 『おもいッきり』の『ウソ』?」で報じたとおり、みの氏が司会を務める日本テレビ系情報番組「おもいッきりテレビ」の健康情報コーナーの信憑性を疑問視する記事が、週刊新潮2月8日号に掲載された。
市立総合病院関係者から抗議される
夕張について熱弁するみのもんただが評判は…(TBS系「朝ズバッ!」より)
ほかにも、評判が悪いのはTBS系で2007年1月24日放送の「緊急特番!みのもんた激ズバッ!」だ。平日早朝から放送している「みのもんたの朝ズバッ!」内のひとつのコーナー「ほっとけない」をゴールデンタイムに放送したもので、みのもんた氏自身が財政破綻した北海道・夕張市に出向き、地元の人々の声を聞くという企画。実際、現地の老人らの話を聞いて涙ぐむシーンもあり、「男泣き」「涙の夕張レポート」などと一部マスコミに報じられたが、どうやら、「美談」とういうだけでは済まされない様子だ。
週刊文春2月8日号では「みのもんた『夕張』大名視察」と題し、芳しくない情報が綴られている。番組内では82歳の女性が、みの氏に偶然目に止められ「大変だね、雪かき」と声をかけられ取材に応じたとする設定だが、実は事前に「雪かき」の「リハーサル」を何度もやらされたと証言した。ほかにも、「涙の夕張レポート」とは程遠いような証言があることを紹介している。
一方、この番組の取材に協力した夕張市立総合病院アドバイザーの長隆氏は、「激ズバッ!」放送後、医療経営財務協会のHPで次のようにみの氏に怒りをぶちまけていた。
「『人工透析が必要な人が30人もいるのに病院もなくなる後は死ぬだけではないか(日刊スポーツ1月18日)』『3月で病院閉鎖し受け入れ先がないという現状もあった。悲劇でした。辛かったと振り返り日本は責任をもつべきと訴えた(デイリースポーツ1月18日)』というみのもんた氏の発言は事実とは全く反し重大な誤りです。27人の患者全員から死ぬしかないといわれたのでしょうか。患者さんはどんなにショックを受けておられることでしょう。短時間の訪問で思い込みのとんでもない発言が取り返しのつかない影響を与える可能性かあることを知るべきです。(中略)納豆騒動を笑う資格があるでしょうか 。誤りを認めない場合適切な対抗措置を取り続けます」