インターネットの仮想世界「セカンドライフ(Second Life)」を運営する米リンデン・ラボ(Linden Lab)幹部が来日し、2007年1月17日に東京で行ったセミナーで登録ユーザー数や日本語版について語った。それによると、世界中の「セカンドライフ」登録数は約270万で、約半数がアメリカ人、日本人は約1万4000人だという。また、世界の登録者の平均年齢は32歳だった。これについて「セカンドライフ」を中心にバーチャル空間のコンテンツ制作やコンサルティングを行う株式会社メルティングドッツはJ-CASTニュースに、「オンラインゲームの利用者の中心は10代~20代だが、セカンドライフ利用者はゲームとして遊ぶのではなく、仮想世界を通じて利用者同士でコミュニケーションを行い、仮想世界の生活を楽しみたい人が多いため年齢層がやや高いのではないか」と話した。アメリカでは、ビジネスチャンスとして多くの企業が「セカンドライフ」に進出し始めており、大学が講義や研究のために使用する例も増えている。日本の多くの企業や大学もこれに興味を示している。昨年末に公開予定だった日本語版は開発が遅れているものの、1~2カ月以内には公開したいと、リンデン・ラボ幹部はセミナーで語った。