TBS系で2006年大晦日に放送された「K1 Dynamite!!」の桜庭和志VS秋山成勲の「疑惑試合」について、スポーツ紙が「07年1月9日に審判団とのルールミーティングを行い、主催者が公式見解を発表する予定」などと書いたことに対し、K-1運営会社が「トバしすぎ」として抗議していた。真相究明へ動き出したかと思われたが、肩透かしだったようだ。
今回の試合の「疑惑」は、秋山が足に油のようなものを塗りタックルさせにくくしたのではないか、グローブに細工をしていたのではないか、また、桜庭がそれに気付いて「タイム」を要求したのに、レフリーが無視したのはなぜか、などだ。
「主催者が公式見解を発表する予定だ」と報道
デイリースポーツは「真相究明が急がれる」と報じている
07年1月9日のデイリースポーツはこう書いている。
「桜庭和志(37)がK-1側に異議申し立てを行ったことに加え、インターネットなどで不信感を募らせるファンの声が相次いでいる状況に対応すべく、主催者がようやく動きだした」
「『9日に審判団とのルールミーティングを行い、精査する』と(谷川貞治イベントプロデューサーが)明言」
「細かな調査をすべて完了させた上で公式見解を発表する予定だ」
こうした記事を同日付で書いたのはデイリーだけ。K-1の運営会社FEGにJ-CASTニュースが訊ねると、FEG広報はこう話した。
「この件(桜庭VS秋山)については触れないでくれと、言ったのにデイリーだけがトバした。デイリーには厳重抗議をしたところだ。ルール委員会うんぬんも昨年の話なのにそれをわざわざ取り上げて記事を書いただけ」
「疑惑」の試合の真相について、ファンからの問い合わせや抗議などが相次いでいることについても、広報は
「2ちゃんねるが騒いでいるだけ」
と答えるだけで、真相究明は望み薄のようだ。