「亀田3兄弟」の長男である亀田興毅選手の初防衛戦が迫り、これまでにも増して注目があつまっている。その一方、試合直前になっても「チケットが売れていない」「スポンサー離れが進んでいる」といったネガティブな報道も相次いでいる。
2006年12月20日に有明コロシアムで行われる「亀田のけんか祭り」では、亀田3兄弟の次男・大毅選手が、インドネシアのモハマド・サディック選手と対戦した後に、長男・興毅選手の王座防衛戦が行われ、8月に「疑惑の判定」で破ったベネズエラのファン・ランダエタ選手と再び対戦する。
「チケットが大幅売れ残り」という記事も

各紙が「亀田のけんか祭り」について大きく取り上げている
12月18日に行われた調印式では、興毅選手の恒例パフォーマンスも見られた。ランダエタ選手が12日に来日した際に、韓流スターのソン・スンホンさんのファンに取り囲まれたが、これを自分のファンと勘違いしたことを皮肉って、「3,000人も来るわけないやろ。勘違いしたら損すんねん!」という妙なだじゃれとともに、ソン・スンホングッズをプレゼントし、挑発して見せた。
そんな中、「お祭りムード」に水を差すような報道も相次いでいる。同日の「夕刊フジ」は「亀田再戦、ファンからKO!?チケットが大幅売れ残り」という記事を掲載、後援会関係者の声を紹介した上で「最前列でさえ売れ残っており、関係者がしばらく前から割引販売に苦労しているという」と報じている。
実際のところはどうなのだろうか。試合当日はマイクロバスを借り切るなどして観戦に駆けつけるという亀田兄弟後援会の斉藤勝治会長は、
と断った上で、
「後援会の人には安いチケットで見られるようにしたいです。チケットの購入をとりまとめたりもしています」
と、特にチケットがだぶついている様子でもなければ、品薄だという様子でもなかった。